妊娠・出産による変化 その1 ~姿勢~
女性は妊娠・出産によって大きな身体変化を経験します。その中の1つ、外見の変化(=姿勢)を妊娠過程を含め述べていきたいと思います♪
[妊娠]
妊娠経過として、妊娠2~3ヵ月頃より胸(乳房)の増大が始まり、乳頭・乳輪が黒くなります。
妊娠4ヵ月頃から、お腹から子宮を触知出来るようになり、妊娠5ヵ月頃には子宮上部が胃の下部に達します。
妊娠5~6ヵ月頃から胎動を感じ始める妊婦さんが多く、腸蠕動が鈍る事で便秘になり易くなります。
妊娠7ヵ月頃には子宮により腸が押し上げられ、消化不良や胸やけを生じる妊婦さんは多いです。
妊娠8ヵ月頃では子宮は横隔膜を圧迫するため深い呼吸が困難になり、腹部増大に伴い妊娠線が出来易くなります。
妊娠9ヵ月頃に赤ちゃんの頭が固定されると骨盤に圧迫感を感じ、腹部最大周径の位置が下がり出産へ至ります。
[姿勢変化]
妊娠月数とともに姿勢は変化します。乳房の発育、腹囲増大により徐々に重心が後ろへ移り、腰が反り易い姿勢となります。産後も妊娠中の特徴的な姿勢が継続されている場合が多く、子どもを抱く事で腰の反りが強まり、腰痛に繋がってしまう場合も多いです。