02豊富な教育機会
当科の診療実績の紹介
希少な血液疾患を含め数多くの症例を経験できます。
多くの治療を経験できます。
1.自家移植を中心に多数の造血幹細胞移植を行っています。
2.入院病棟でも外来化学療法室でも多くの化学療法を行っています。
当科では、多発性骨髄腫に対して3つの臨床試験を実施しています。
- 65歳未満の未治療対象とした自家移植の試験(TKMC-MM 10801試験, UMIN000036375)
- これはBLd療法 (ボルテゾミブ、レナリドミド、デキサメサゾン) による導入療法の後、大量メルファラン療法と自家末梢血造血幹細胞移植を施行し、移植後療法にKRd地固め療法 (カルフィルゾミブ、レナリドミド、デキサメサゾン)とレナリドミド維持療法を行うものです。
- 65歳以上75歳未満の高齢の多発性骨髄腫患者を対象とした自家末梢血造血幹細胞移植(TKMC-MM 201、UMIN000038905)
- 全身状態、合併症に応じて、移植前処置に使用する大量メルファランの用量を調整するこ とで、高齢者でも安全に自家移植が施行できることを確認する臨床試験です。
- 65歳以上75歳未満のMM患者対象の自家移植後のIRD地固め療法(イキサゾミブ、レナリドミド、デキサメサゾン)(TKMC-MM202試験、UMIN000039016)
- 高血圧や心血管系の持病を有する割合の高い高齢の患者さんにも、自家移植後の地固め療法が安全に施行できるかを検証する臨床試験です。
豊富な症例
カリキュラムで求める58症例の症例を経験し、15症例の症例要約を行うこと。筆頭演者または筆頭著者として学会あるいは論文発表の実績を2つ以上あること。血液関連の学術集会や企画に研修終了までに計5回以上参加していること。
以上すべてを満たして、血液専門医受験資格を得ることができます。
学術集会への参加
関連する学会 (日本血液学会、日本骨髄腫学会、日本造血・免疫細胞療法学会など)での発表をしていただきます。学会発表をすることで、臨床経験をまとめる解析方法、統計手法を身に着けていただきます。
臨床研究
これまで報告されているエビデンスと自施設の経験を通じて、診療の課題に向き合い、その課題を解決するための臨床試験について立案していきます。
その他の教育
- オンライン学習
JADECOMのグループウエアを通じて、UP TO DATE, MD consult、医学中央雑誌、などのオンラインアクセスが身近の電子カルテでも簡単に行うことができますので、疑問に思ったことがすぐに調べられます。
- 学会への参加
参加費、交通費は病院側で負担します。
- 地域医療振興協会ならではの研修制度
- 当センターの紹介
- 働きやすい環境