脈拍は、一般的に手の親指側を走る橈骨動脈の拍動を触れて測ります。
動脈が皮膚に近い部分にあり、動脈の走行に個人差が少なく、拍動を触知しやすいためです

橈骨動脈は手の親指側を走るため、手首の親指側に反対の手の人さし指・中指・薬指の3本をそろえて触れ、測定します。

親指の動脈は、他の指の動脈より太いため拍動も大きく、測定者の親指の拍動と患者さんの脈拍が混ざり、測定に影響を与えることがあるため用いません。

15秒間の脈拍を数え4倍することで、1分間の脈拍を測ります。
例えば、15秒間の脈拍数が20回なら、
1分間の脈拍数は20×4=80回/分　となります。

通常、成人の安静時は60-100回/分が正常範囲です。

なんらかの治療が必要となるものが多いです。
適切な治療を正しいタイミングで行わないと、脳梗塞や心不全などを引き起こし、状態が悪化する場合もあります。
しかし、お薬や特別な治療を必要としない不整脈もあります。
脈のセルフチェックは大切ですが、自己判断は危険です。