健診内容
脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患(いわゆる脳卒中)の発症リスクを早期に発見し、発症予防につなげるため、画像診断や血液検査などを用いて行う脳に特化した総合健診です。脳腫瘍やくも膜下出血の原因となる脳動脈瘤、血管の奇形なども発見でき、また、加齢による脳の変化と病的な脳萎縮との鑑別も可能です。
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳卒中を引き起こす主な原因は動脈硬化です。その主な要因として高血圧症、高脂血症、糖尿病、喫煙などの生活習慣病があげられます。脳ドックは、これらの疾病を発見し、日常の生活習慣を見直すことにより、脳卒中の発症リスクを低減するきっかけともなります。
当院の健康管理センターでは、頭部MRI・MRA検査、頚部超音波検査を用いた画像診断に加え、心電図や作業機能検査、血液検査等を組み合わせた「脳ドック」コースをご準備していますので、是非ご利用下さい。
当院の脳ドックの特徴
・MRI・MRA、頸動脈超音波検査などの画像診断に加え、心電図や血液検査によって、脳卒中の危険因子を総合的に診断します。
・各検査には、経験豊富な「脳健診の専門医」が対応いたします。
対象者
- 家族に脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血など)の既往がある方
- 年齢的には、40歳前後から74歳前後まで、脳神経外科などに通院中でない方
- 最近、物忘れなどが気になる方
- 脳卒中の危険因子がある方
高血圧症、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、特殊な不整脈などの心疾患、肥満、ヘビースモーカー(喫煙)、多量飲酒の習慣、など - 「脳ドック」の主旨を理解し希望する方
金額・検査時間
検査時間 | 金額(税込) |
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受付開始から概ね3~4時間程度 | 55,000円 |
検査項目
脳ドックの検査項目
検査項目 | |||
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診察 | 問診(既往歴、自覚症状、生活状況) | ||
身体計測(身長、体重、血圧) | |||
診察 | |||
尿(糖・蛋白) | |||
生体検査 | 心電図 | ||
頸動脈エコー | |||
画像検査 | MRI検査・MRA検査 | ||
血液検査 | 血液検査一般 | ヘマトクリット | |
血色素数 | |||
赤血球数 | |||
白血球数 | |||
肝機能 | GOT | ||
GPT | |||
γ-GTP | |||
脂質 | 総コレステロール | ||
中性脂肪 | |||
HDLコレステロール | |||
LDLコレステロール | |||
糖代謝 | 空腹時血糖 | ||
HbA1c | |||
腎機能 | クレアチニン | ||
作業機能検査 | かなひろいテスト |
健診後のサポート
- 検査結果は約4週間前後で郵送いたします。異常所見のある方は、当院で二次検査・治療の体制をとっていますので、スタッフにご相談ください。
※なお、「脳ドック」は無症候性の方を対象とした脳の健康診断・検査ですので、症状のある方、特に最近になり症状が出現したと思われる方には、脳神経外科などの関係診療科受診をお勧めします。
(6カ月以内に受診の場合は選定療養費がかかりません)
【専用ダイヤル】
【受付時間】 平日8:30~17:00(土曜日8:30~12:30)
【対応内容】 健康診断の予約、予約変更、キャンセル、予約日時確認 など
当日の注意事項・持ち物
MRI、MRAは強い磁場で行われるので、場合によっては受診できないケースもあります。以下に該当する方は、検査を受ける前に注意点を確認する必要があります。詳細については健康管理センターまでお尋ねください。
- 妊娠中、妊娠の可能性がある方
- 心臓のペースメーカーなど、体内に埋め込んでいる医療機器がある方
- 手術などで金属が体内にあると言われている方
- 刺青(タトゥー)・アートメイクをしている方
- 閉所恐怖症の方
- 磁性体のインプラントを埋め込んでいる方
- 脳動脈瘤クリッピング術を受けたことのある方(近年ではMRI検査を受けられることがほとんどですが、確認が必要となる場合があります)
【当日の持ち物】
診察券、健康保険証、問診票(事前に郵送しています)、便検査(健診当日を含む7日以内の別日で2回採取してお持ちください)、メガネやコンタクトケース、お薬手帳
ご予約から健診当日の流れ
Step1
予約
予約専用ダイヤル、もしくは予約フォームからお申し込みください。
Step2
事前準備
予約が確定しましたら、検査日の2~3週間前にご指定のご住所へ事前案内を郵送します。
Step3
検査前日
21時頃までに食事をお済ませください。以降は水・白湯のみ。
Step4
健診当日
お忘れ物の無いよう、お気を付けて当センターまでお越しください。
Step5
健診後
健診後3~4週間を目安にご指定のご住所へ検診結果を郵送します。