診療実績
外来診療
入院診療
移植件数
当科の臨床試験
当科では、多発性骨髄腫に対して3つの臨床試験を実施しています。
1つ目は、65歳未満の未治療の患者さんを対象としたTKMC-MM 10801試験 (UMIN000036375)で、これはBLd療法 (ボルテゾミブ、レナリドミド、デキサメサゾン) による導入療法の後、大量メルファラン療法と自家末梢血造血幹細胞移植を施行し、移植後療法にKRd地固め療法 (カルフィルゾミブ、レナリドミド、デキサメサゾン)とレナリドミド維持療法を行うものです。
2つ目は、65歳以上75歳未満の高齢の多発性骨髄腫の患者さんに対して自家末梢血造血幹細胞移植を行うものです (TKMC-MM 201、UMIN000038905)。全身状態、合併症に応じて、移植前処置に使用する大量メルファランの用量を調整することで、高齢者でも安全に自家移植が施行できることを確認する臨床試験です。
3つ目の試験は、65歳以上75歳未満の高齢患者さんの自家移植後の地固め療法にIRD療法 (イキサゾミブ、レナリドミド、デキサメサゾン)を行うものです (TKMC-MM202試験、UMIN000039016)。高血圧や心血管系の持病を有する割合の高い高齢の患者さんにも、自家移植後の地固め療法が安全に施行できるかを検証する臨床試験です。