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当科の診療からの学びをおすそ分けします。適宜更新しますので、お役に⽴てたら嬉しいです!
なお、紹介したエビデンスは⾃分の患者さんに当てはまるかは検討が必要ですのでご注意を。

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単純ヘルペス感染症

免疫正常の成人に起こるウイルス性髄膜炎は性器ヘルペスHSV-2患者の13-36%で起こる.

HSV-2髄膜炎がある人の85%程度は陰部病変がみられる.

UpToDate>Aseptic meningitis in adults (2020/05に参照)

薬物乱用頭痛

・鎮痛薬は漸減中止よりも一気に中止の方がよい(UpToDate>Medication overuse headache: Treatment and prognosis. 2020/5月閲覧)
・鎮痛薬中止後症状が改善するまでに,2-10日間ほど離脱症状として頭痛は悪化する(UpToDate>Medication overuse headache: Treatment and prognosis. 2020/5月閲覧)

レビー小体型認知症

・認知症患者ではMIBG心筋シンチでの集積低下はDLBに対してSn 95%, Sp 87%, LR+ 7.3, LR- 0.06(Dement Geriatr Cogn Disord.2006;22:379 )

・DaTscanはパーキンソン病,DLB,PSP,MSAなどでは集積低下するが,薬剤性パーキンソニズムや血管性パーキンソニズムでは正常所見になる(J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2010;81:5.)

低酸素脳症

・3日後に以下の2つが該当していれば100%予後不良
・無反応,または異常伸展反応

・瞳孔/角膜反射の消失
(UpToDate>Hypoxic-ischemic brain injury in adults: Evaluation and prognosis.2020/4閲覧)

感染性心内膜炎

・手術に対して周術期死亡率などを予測するツールがある.
http://riskcalc.sts.org/stswebriskcalc/calculate

細菌性腸炎

・エルシニア腸炎は,20%に咽頭炎を伴う.右下腹部痛メインの腸炎で咽頭炎を合併している場合はエルシニアを疑う(UpToDate>Clinical manifestations and diagnosis of Yersinia infections 2020/4閲覧)

蜂窩織炎

・リンパ管炎を合併することがあり,特にA群溶連菌による敗血症から急速に起こることがある.そのため,敗血症を疑う所見+リンパ管炎を伴う蜂窩織炎では入院の上静注抗菌薬投与が望ましい(Medscape>Lymphangitis Treatment & Management, 2020/4閲覧).

梅毒

非トレポネーマ抗原による検査(例えばRPR)が微妙に低値の場合,治療後(意図しているかは関わらず),または自然治癒後のserofast reactionの可能性がある.これは十分な治療後に力価が1/4以下に低下しても,陰性化しない場合を指す.初期梅毒患者の15~20%で見られ,後期潜在梅毒では35%.RPRの力価は一般的に低値で安定する(例えば1:8未満).HIV患者ではserofastになりやすく,HIVチェックはしたほうがよい.(UpToDate>Syphilis: Treatment and monitoring 2020/3月閲覧).前値があれば比較可能.そのためRPR陽性=治療にならないかもしれない

潜在性脳卒中 [cryptogenic stroke]

■診断

・潜在性脳卒中は虚血性脳卒中の25-40%を占めると言われている.( UpToDate > Cryptogenic Stroke > Epidemiology and Risk Factors (2020/03参照)

■治療

・潜在性脳卒中患者の二次予防については,塞栓原不明の脳塞栓(Embolic Stroke of Undetermined Sourece)であっても,抗凝固療法が抗血小板療法と比較して優れているという証拠はない.( UpToDate > Cryptogenic stroke > Treatment > Lack of benefit with anticoagulation (2020/03参照))

前庭神経炎

■診断

・AICA梗塞は38%でHIT陽性になる.しかし99%に脳幹・小脳症状を伴い,蝸牛症状を95%で伴うので前庭神経炎と区別しやすい(J Clin Neurol.2009;5:65)

■治療

・前庭神経炎に対するコルチコステロイドの有効性を調べたメタアナリシスでは,治療後1ヶ月の前庭機能改善とは関係していたものの,12ヶ月時点では全く差はなく,コルチコステロイドの明確な有用性は示されなかった.(UpToDate > Vestibular neuritis and labyrinthitis > Treatment (2020/3に参照))

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