東京北医療センター センター長 産婦人科部長

塩津 英美

東京北医療センター産婦人科は8名の産婦人科専門医と4名の専修医の常勤12名ならびに東京大学と帝京大学から非常勤医の応援を得て、診療を行っています。

産婦人科の分野は大きく分けて周産期、生殖内分泌、腫瘍、女性医学の4部門から成り立っています。周産期に関しては、年間の出産数は1091件（2018年度）で、基本的には自然分娩ですが、既往帝王切開、子宮筋腫術後、骨盤位、多胎などは原則帝王切開術とし、帝王切開は年間228件（2018年度）でした。

出産に関しては産婦人科医が24時間必ず常駐し出産に当たり、また麻酔科も24時間オンコール体制で緊急の帝王切開に対応しています。さらに、超緊急帝王切開に際してはグレードAと称し、24時間直ちに手術室に入れる体制を作り、また帝王切開をはじめとして吸引分娩、鉗子分娩などすべての急速遂娩に際して小児科医が立会い、安全を期しています。

助産師、看護師はじめ、病棟スタッフ全員でより安全で安心な出産と快適な妊娠生活を提供できるように努力しています。 このように当センターの産婦人科診療は、高度で洗練された医療を目指し学会活動も積極的に参加し、最先端の知識や技術を取り入れています。

また、セカンドオピニオンの受け入れや依頼なども積極的に行っていますので、ぜひ安心して受診していただければと思います。