リハビリテーション室スタッフ紹介
当リハビリテーション室のスタッフは、理学療法士17名・作業療法士10名・言語聴覚士9名です。
■ PT(理学療法士)
入院リハビリテーションは全身状態に合わせて入院後早期からの離床支援及び運動療法による筋力・可動域・協調性・歩行能力・身体活動量といった心身機能の回復を支援しております。
また退院後の生活を想定し可能な日常生活動作の獲得を目標に、多職種で協力しご家族・ご本人の意向に合わせて共に準備を進めて参ります。
併せて介護・援助方法・福祉用具等のご提案も必要に応じてさせて頂きます。現在、実臨床上の運用はチーム制にて業務を行なっており、診療分野ごと3チームに分かれ幅広い疾患に対してリハビリテーション介入・退院支援を行っております。
外来リハビリテーションは、現在は主に整形外科術後の患者様を対象にしております。局所機能の回復から全身機能の改善、そして必要な方にはスポーツでのパフォーマンス向上を目標に総合的に介入をさせて頂き、今後の生活をより良く送るために自己管理が出来るように支援しています。
■ OT(作業療法士)
当院の作業療法は、入院後早期から介入しております。
対象者の多くは高齢であることが多いため、早期に住み慣れた環境へ戻れるように、全身状態を考慮しながら身体機能や日常生活動作、高次脳機能などの評価・訓練をおこない、本人の意思や QOL(Quality of Life) を大切にしながら、在宅調整や家族指導をおこなっております。その時に応じて自宅での自主練習メニューの作成に関わっています。
また外来リハビリでは、『小児発達外来』と、『整形外科』を中心に関わっています。
『小児発達外来』では、発達に遅れのある就学前のお子さんを中心に、発達特性にあわせた関わりや家族指導をおこない発達を促しています。
『整形外科外来』では、当院での術後の整形外科患者様に、入院から引き続いて介入しています。
スタッフは病棟担当制をとっており、ローテーションもおこなっております。また勉強会や症例検討会を通じて、知識や技術の研鑽に励んでいます。
■ ST(言語聴覚士)
言語聴覚士がかかわる方々の多くに見られる症状は以下の通りです。
①考えていることや思ったことを言葉にしたり(話す書く)、言葉を理解したりする(聴く書く)ことが困難になる等、脳機能障害による円滑なコミュニケーションを図ることの困難さ。
②言葉を話すときの舌、唇の運動障害(マヒなど)で呂律が回りにくくなったり話すリズムが崩れやすくなったりする話しにくさ。
③様々な原因で水や食べ物をうまく飲み込めなくなり、飲み込んでもムセを起こしてしまうこと。
これらは急性期において多くの方が悩まされる症状です。多職種と協働しリスク管理を行いながら、なるべく安全に生活活動が向上するように脳機能、嚥下機能への個別的なリハビリを行っています。
外来では、小児科の依頼・指導を受けて特徴的な発達過程をたどっているお子様に、脳機能の発達に注目して、言葉を支え、伸ばすための個別的な計画に基づく遊びを通した練習を提供しています。
■ 訪問リハビリテーション
病気や障害をお持ちの方やご高齢の方と介護されているご家族の方が、住み慣れたご自宅や地域で、安全に生き生きとした生活が送れるように、リハビリテーションスタッフが直接ご自宅に伺いさせていただきます。
<具体的な内容>
- ・ 心身機能の評価と機能面へのアプローチ
*関節可動域練習、基本動作(起き上がりや寝返り等)練習、歩行練習 など - ・ 日常生活活動・日常生活関連活動への助言・指導・支援
*食事・排泄・更衣・整容・入浴動作練習、家事動作・公共交通機関利用練習・趣味活動の導入など - ・ 心身機能や活動における自己管理方法の指導など
- ・ 家族・介護者への介助方法の指導
- ・ 住宅改修・福祉用具等利用の助言・指導
- ・ 在宅支援スタッフや他の施設サービスとの連携
リハビリテーション室FAX