地域医療支援病院 東京北医療センター

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公益社団法人 地域医療振興協会

薬剤室 ご案内と特徴

薬剤室のご案内

平成26年3月に東京北医療センターと名称変更となりましたが、二次救急指定病院、災害拠点病院であり、北区の基幹病院(351床)です。

スタッフは薬剤師29名、薬剤助手2名で構成され、早期から病棟薬剤業務も実施しており、夜勤体制で勤務シフトを組んでいます。病棟常駐体制をとりながら医療・薬物治療の安全確保と質の向上に努め、病院の中での役割を意識して、薬剤師の仕事が医療に何をもたらすのかを常に考え以下の業務を実践しています

  • 1. 医療安全管理業務(リスクマネジメントの徹底)
  • 2. 医薬品在庫管理業務(コストマネジメントの徹底)
  • 3. 病棟薬剤業務実施加算態勢の実施
  • 4. 外来および入院患者のがん化学療法の推進
  • 5. 教育・研修体制の強化と人材の確保および育成
  • 6. 院内感染対策チームおよび栄養サポートチーム等の活動推進

薬剤室の特徴

調剤業務

調剤支援システム(自動薬袋印字機・散剤監査システム・水剤監査システム・全自動錠剤分包機など)を導入し、電子カルテと連動を図り、より安全な調剤業務を実現させています。

また処方せん監査システムを導入し、適正な院外処方せんの発行に努めています。

薬剤管理指導業務

病棟担当薬剤師が医師や他のスタッフと協力し、服薬指導、薬歴管理、薬物血中濃度解析等を介して、患者さん個々に最適な薬物療法を提供しています。
また、2014年6月から病棟薬剤業務実施加算の算定を開始し2019年5月からは高度急性期病棟にも薬剤師を配置し病棟薬剤業務実施加算Ⅱを算定しております。
全10病棟に薬剤師が常駐し病院勤務医等の負担軽減やさらなる薬物療法の質の向上に努めています。

新人教育

薬剤室ではプリセプター制度を導入しており、新人には新卒既卒問わず一人につき先輩薬剤師が一人付いて新人を教育していきます。
新人は教育スケジュールに則って成長していきます。
そのほか
・1年目終了時の症例報告会
・医師との論文抄読会

を実施しています。

研修・認定

定期的に部内勉強会を実施しています。
学会や研修会に参加し、各種認定の取得をしています。

  • 認定実務実習指導薬剤師 2名
  • がん専門薬剤師 1名
  • 外来がん治療認定薬剤師 2名
  • 糖尿病指導療養士 2名
  • NST専門療法士(実地修練終了) 3名
  • 小児薬物療法薬剤師 1名
  • 日病薬病院薬学認定薬剤師 3名
  • スポーツファーマシスト 1名
  • 医療情報技師 2名

学会発表

<2019年度>
第29回日本医療薬学会年会
「当センターにおける多発性骨髄腫に対してPlerixaforを用いた末梢血幹細胞採取が移植に及ぼす影響」
「当センターにおけるポリファーマシーと転倒・せん妄に関する検討」

日本病院薬剤師会 関東ブロック第49回学術大会
「当センターにおける「特定薬剤治療管理料2」算定の取り組みと現状について」
「当センターにおけるポリファーマシー解消の取り組みとその現状」
「実務実習新コアカリキュラムに向けた当センターでの取り組み」

第13回JADECOM学術大会
「当センター薬剤室における症例検討会の導入について」
「腎機能に応じた用量調節が必要な薬剤に対する取り組み」

<2018年度>
第2回老年薬学会学術大会
「当センターにおけるポリファーマシーの実態調査」
「当センターにおけるポリファーマシー地域連携の取り組み」
「当センターにおけるポリファーマシー状態が患者の栄養状態に及ぼす影響の検討」

第34回日本静脈経腸栄養学会
「当センターNST介入患者を対象とした服用薬剤数が栄養摂取状況に与える影響に関する調査」

日本病院薬剤師会関東ブロック第48回学術大会
「院外処方箋における疑義照会簡素化プロトコル導入における業務改善の検討」

第12回JADECOM学会学術大会
「当センターにおけるポリファーマシー解消の取り組みとその現状」
「注射用抗がん剤調整において、DVO導入による薬剤費削減効果とその課題」

薬剤室施設紹介

無菌製剤調製室

無菌室を備えてより清潔な空間で注射剤混合調製、無菌製剤の調製を行なっています。

安全キャビネット

抗がん剤の調製は、安全キャビネット内で防護服着用の上、混注を行っております。

医薬品集

最新の医薬品添付文書(月1回更新)を電子カルテから閲覧可能となっています。

【医薬品集】
当院の医薬品集を掲載しています。

>医薬品集2023年8月24日

レジメン集

東京北医療センターがん化学療法レジメンは、当院の化学療法委員会で厳正な審査がされ、承認されたレジメンのみを公開しております。
公開しているレジメン内容(投与量、投与スケジュールなど)は標準的な施行時のものであり、患者の状態によって変更される場合があります。
レジメンは当院でがん治療を受ける方に適正な薬物治療の管理を行い、安全で安心な医療を提供することを目的として、保険薬局薬剤師など医療関係者が利用するためのものです。
公開内容は適宜更新を行っておりますので、ご利用時はご留意ください。

また、レジメンに関するお問い合わせは
03-5963-3311(内線:4285 薬剤室レジメン担当)
平日8:30~17:00
となっております。

>レジメン集

保険薬局の方へ

【疑義照会票】
当院では疑義照会をFAXで受け付けております。
照会時には、疑義照会票および処方箋を送信してください。
至急の場合に限り電話とともに受け付けます。

>添付ファイル

【お問い合わせ簡素化プロトコル】
薬剤師による疑義照会は薬剤師法に基づく極めて重要な業務です。患者さん個々の病状や検査値を勘案した疑義照会・処方提案はますます重要となり、その件数も増えています。一方で、形式的な問い合わせはそれ以上に多くあり、患者さん・薬局薬剤師・処方医師それぞれにご負担をかけている場合もあるかと存じます。
そこで当院では、2010年4月30日付 厚生労働省医政局長通知「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」を踏まえ、プロトコルに基づく薬物治療管理の一環として、調剤上の典型的な変更に伴う問い合わせを減らし、患者への薬学的ケアの充実および処方医師の負担軽減を図る目的で「院外処方箋における問い合わせ簡素化プロトコル」を運用しております。
本プロトコルを適正に運用するため、運用開始にあたっては、プロトコルの趣旨や各項目の詳細について当院担当者からの説明をお聞きいただいた上で、合意書を交わすことを必須条件としております。本取組みへの参画をご希望される応需薬局は、まず、当院薬剤室(電話03-5963-3311)池田までご連絡ください。

>院外処方箋における問い合わせ簡素化プロトコル
>合意書

【トレーシングレポート】
当院では地域の保険薬局との連携強化や、きめ細かな栄養管理を通じてがん患者に対するより質の高い医療を提供することを目的として連携充実に取り組んでいます。
患者さまのレジメン内容をレジメン集にて確認していただき、情報提供が必要な場合トレーシングレポートにてFAXをお願いいたします。

>トレーシングレポート(PDF)
>トレーシングレポート(WORD)

【調剤過誤報告書】
調剤過誤報告書をリンク先よりダウンロードし、必要事項を記入後提出してください。
>添付ファイル

製薬会社の方へ

【MR登録について】
当院では、担当者登録制度をとっております。医薬品情報室訪問の際に、担当者の情報登録をお願いしております。
担当者変更の際には登録内容の変更をして下さい。
製品や分野ごとによる複数のMRを登録希望の製薬会社は、全ての担当者を登録して下さい。
登録につきましては、当院医薬品情報室までお尋ねください。
【説明会・ヒアリング Q&A記入フォーマット】
説明会・ヒアリングをお受け頂いた製薬会社様へ。
フォーマットを参考に、Q&Aの作成をお願い致します。
ファイルのお名前は薬品名でお願い致します。>添付ファイル

牛豚原料含有データベース公開版

当院DIが作成した医薬品における牛豚原料含有データベースです。
宗教上の理由から牛や豚を食さない文化圏の患者さんへ対応する為に作成したものです。
各製薬会社へ問合せを行い、集計した情報となります。

>添付ファイル

【免責事項】

この資料は製剤中に動物由来の物質を全く含有していないことを保障するものではございません。
Halal 認証は満たしません。
情報は2015年5月~6月末日間のものです。その間を含み製造工程上の変更がある場合があります。
詳細は各製薬会社に確認してください。
この資料により発生した如何なるトラブルにも、発行者・製薬会社および関連組織は一切責任を負いません。

地域医療振興協会薬剤部会案内

全国の協会施設薬剤部会と連携を図り、オンラインでの勉強会、学術大会への参加もあります。
全国で活躍している薬剤師とも連携が取れます。

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