地域医療支援病院 東京北医療センター

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公益社団法人 地域医療振興協会

保健指導について

特定健康診査・特定保健指導

現代においては、食生活の変化と運動不足により、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の人が増えています。メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積により、高血糖、脂質異常症、高血圧などの症状が併発している状態をいいます。これらは動脈硬化の原因となり、心臓や血管に関わる重大な疾患を引き起こす要因として注目されています。

このような重大な病気にならないように、生活を見直すことのお手伝いが保健指導です。
当院では、保健師と管理栄養士がおひとりおひとりに合わせてサポートいたします。

  • (対象者)
  • ・40〜74歳の方
  • ・当院と特定保健指導契約がある健康保険(共済)組合・団体にご加入の方

特定保健指導の対象となる方

身体計測や血液検査の結果をもとに、対象となる方を絞り込みます。

ステップ1

以下のいずれかに該当する方

  • A:腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上
  • B:BMIが25以上
ステップ2

以下の項目のうち、該当するものをカウントします

  • 血圧:130/85mmHg以上
  • 脂質:中性脂肪が150mg/dl以上 または HDLが40mg/dl未満
  • 血糖:100mg/dl以上
  • 喫煙習慣がある
判定
  • Aの場合(ステップ1でAに該当)

    • ステップ2の項目が2つ以上該当 → 積極的支援
    • ステップ2の項目が1つ該当 → 動機づけ支援
  • Bの場合(ステップ1でBに該当)

    • ステップ2の項目が3つ以上該当 → 積極的支援
    • ステップ2の項目が1〜2つ該当 → 動機づけ支援

※血圧、脂質異常症、糖尿病にかかる薬を内服している方は対象となりません。

特定保健指導の流れ

① 初回面談 20〜30分程度

個別での面談で、健診結果の確認と生活習慣を振り返り、これから取り組む目標を一緒に考えます。

  • ※当院では、健診当日に初回面談を受けることができます。
  • ※再度来院する必要がなく、健康意識の高いうちに面談ができます。B:BMIが25以上
② 継続支援(積極的支援のみ) 1〜5回

取り組み具合を確認し、必要時目標や計画の修正を行います。
おひとりおひとりに合わせ、連絡方法(電話、メール、面談)や頻度を設定します。

③ 最終評価 初回面談から3か月以上経過後

生活習慣の改善状況や、体重・腹囲の変化、目標の達成度を確認します。

  • ※面談を選択していただいた場合は、無料でInbody検査をお受けいただけます。
  • ※全国健康保険協会の加入者の方は、無料で採血や採尿をお受けいただけます。
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