脳健診のご案内
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企業健診/個人健診
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人間ドック
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脳健診(頭部MRI・MRA検査、頸部MRA検査、かなひろいテスト)
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脳卒中の予防のため総合的に問題点を調べます。
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結果説明は十分な時間をかけ、出来るだけわかりやすくご説明いたします。
他院で人間ドック、生活習慣病健診、区民基本健診などの健康診断がお済みの方は、結果票(6ヶ月以内)を持参していただければ「脳健診」のみでも受診できます。
脳健診とは
脳健診は主に、脳卒中の原因の早期発見と早期予防・治療が目的です。脳卒中の主な原因は脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血などです。またご自分の脳卒中の危険因子を知っておくことも必要です。
生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)が進行すれば、現在は症状が無くても検査画像には次のようなことが発見されます。
頭部MRI検査で、小さな脳梗塞、小さな出血の痕、脳虚血(脳の血流の低下した状態)などがみられ、さらに病変が進行すれば頭部MRA、頸部MRAで、脳・頸部の主幹動脈に動脈硬化性の変化が血管の狭窄、閉塞所見としてみられます。
これらの病変が見つかった人は、無い人と比べると脳卒中(脳梗塞・脳出血)の発症の危険性が高いことが知られています。将来、認知機能低下、物忘れ、記憶障害、判断力の低下なども生じ、社会生活・日常生活に支障をきたすことも指摘されています。
また、加齢による脳の変化と病的な脳萎縮との区別、簡単な脳の高次機能検査を追加し、単に年齢による物忘れと病的なものとを区別出来ます。 ほかに脳腫瘍やクモ膜下出血の原因となる脳動脈瘤、血管の奇形など発見されます。
当院の脳健診の特徴
- 当センターの脳健診の特徴として、生活習慣病が進行し「脳卒中」を発症させないための予防を第一に考えた健診内容となっており、各検査には、経験豊富な「脳健診の専門医」が対応いたします。
- 検査結果は約2週間前後で郵送いたします。異常所見のある方、異常がなくても結果説明をご希望の方には、十分な時間(約45分)かけて、検査所見の説明・今後の方針・紹介状などを含めて、出来るだけ判り易く説明いたします。
- 発見された脳・血管の病変にも当院で対応できるよう、追加検査・二次検査・経過観察・治療の体制をとっています。二次検査には最新の3D-CTスキャン(64列)でさらに詳細な検査が可能となりました。なお、セカンドオピニオンをご希望の受診者様には紹介状と共に、資料のご用意も出来ますので、お気軽にお申し出ください。
対象者について
- 家族に脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血など)の既往がある人。
- 年齢的には、40歳前後から74歳前後まで、脳神経外科などに通院中でない人。
- 最近、物忘れなどが気になる人。
- 「脳健診」の主旨を理解し希望する人。
- 脳卒中の危険因子がある人。
例えば高血圧症、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、特殊な不整脈など心疾患、
肥満、ヘビースモーカー(喫煙)、多量飲酒の人
※なお、「脳健診」は無症候性の人を対象とした脳の健康診断・検査ですので、症状のある人、特に最近になり症状が出現したと思われる人には、脳神経外科などの関係診療科受診をお勧めしています。
脳健診を受けるにあたってのご注意
次の方は「脳健診」をお受けになれません。詳細については健康管理センターまでお尋ねください。
- 電子機器や金属製機器を体内埋め込みを受けている方
例:心臓ペースメーカー、刺激電極、金属製心臓人工弁、人工内耳、人工中耳、自動注入ポンプ /頭蓋内動脈瘤クリップ/磁性体避妊器具、人工骨頭、人工関節・プレートなどの整形外科的金属(ただし非磁性体であれば可)/冠動脈や金属ステント、動脈内コイル、下大静脈フィルター(治療後数ヶ月以上経過していれば可)/胸部や腹部外科的手術で金属クリップを使用された場合(治療後数ヶ月以上経過していれば可) - 妊娠中または妊娠の可能性のある方。
- 閉所恐怖症の方。 入れ墨を施されている方。(金属粉が使用されている場合があります)
- 眼球や眼窩の金属異物、その他の部位の弾丸片や体内金属異物のある方。(戦争や事故等で負傷経験がある方)
- マスカラなどの化粧品。(金属粉が使用されている場合があり、検査の際、当日は使用しないで下さい。)
- その他にも指摘され報告されていることがあります。(ご相談に応じます)