一般外科のご案内
当科の特長
【乳腺・内分泌外科】
乳がん検診、乳腺および甲状腺疾患の診断・治療をおこなっています。 当院は日本乳癌学会の認定関連施設です。
乳がんは徐々に増えており、16人に1人の割合で発症するとされています。一方で治療は着実に進んでおり、早期発見・早期治療により治せる時代です。
欧米では乳がん検診率の増加(60~80%)により、治癒率が向上しています。しかし、日本の乳がん検診率は12%といまだ低い状態です。
早期発見・早期治療のために、2年に1回の乳がん検診を受診していただくようにお勧めします。
また乳房のしこり、痛みなど気になる症状がある際には、気軽にご相談下さい。
◇乳がん検診
北区乳がん検診、企業検診を常時おこなっております。
◇乳腺疾患の診断
乳癌を含めた乳腺疾患の診断と治療をおこなっています。
診断は各種検査を用いて行い、迅速かつ確実な診断に努めています。
乳腺外来は火曜日(午前・午後)、水曜日(午前・午後)、木曜日(午前)となっております。
◇当院での検査
マンモグラフィ、超音波、CT、MRI、骨シンチ、針生検、マンモトーム生検。
超音波検査は火・水・木曜日の午前・午後に行っています。
医師または専門技師がおこなっております。
事前にお申し出いただければ、女性技師による担当も可能です。
病理診断は当院病理医がおこなっております。
結果報告までに1週間程お時間をいただいております。
◇乳腺疾患の治療
患者さんとのお話し合いのもとに、病気の状態に応じた適切な治療をおこなっていきます。
(術前化学療法、補助化学療法、手術、内分泌療法、分子標的療法など)
手術は病気の状態に応じておこなっております。
(乳房切除術、乳房部分切除術(温存手術)、センチネルリンパ節生検)
乳癌手術の入院期間は平均で5~7日間です。
乳房同時再建を御希望の方は形成外科医とタイアップして行っています。
化学療法は一部を除いて、外来通院でおこなっています。
放射線照射施設が当院にはないため、乳房温存手術後の放射線照射は、近隣の施設にお願いして行っております。
◇治療後のフォロー
乳がんでは手術後10年間のフォローが必要となります。
定期的に外来通院で診察・検査をおこない、再発がないことを確認します。
◇甲状腺腫瘍疾患の診断・治療
甲状腺疾患(甲状腺癌、腺腫など)の診断・治療も常時行っております。
診察は月~土曜日の午前に行っております。外科外来を受診下さい。
甲状腺超音波検査は火、水、木曜日の午前・午後に行っています。
【肺外科診療】
進行肺癌に対する外科治療は担当しておりませんが、転移性肺腫瘍に対する胸腔鏡下手術には積極的に取り組んでいます。また、自然気胸に対する胸腔鏡下手術も行っています。